資料
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飯能市クリーンセンター施設の建替えについて 飯 能 市 1
建替えの必要性 ●設備の老朽化 重要な設備に交換や補修の必要性があり、敀障 頻度も増えています。また、製造中止となって
問題点
いる部品なども出てきています。
●補修・改造費の増大 一般的に設備は使用年数の増加に伴い、補修・ 改造費も増加する傾向にあり、当施設も使用年 数の増加に伴い、補修・改造費が増加傾向を続 けています。
■現在のクリーンセンター ●昭和 57 年 1 月に竣工 ●平成 23年1月現在で 29年稼動
飯能市クリーンセンターの建替えが急務となっています!
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建替えに当たっての基本方針
◆整備基本方針1:循環型社会の形成に資するため、積極的に資源の有効利用が図れ、最終処分量 の低減が図れる施設とする ◆整備基本方針2:自然環境の保全・公害防止対策に万全の措置を講じた施設とする ◆整備基本方針3:ごみを安全・安定的に処理できる施設とする ◆整備基本方針4:地域住民との調和を図り住民から信頼される施設とする ◆整備基本方針5:財政支出の節減を図り、経済的に合理性のある施設とする
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建設目標年次
現在、計画しているスケジュール(案)を示します。平成 28 年度の稼動開始を目標としてい ます。
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年度 主な 事業 内容
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H22
H23
●ごみ処理基本計 画 ●地域計画
●生活環境影響調 査(現況調査) ●測量・地質調査 ●施設性能検討
H24
H25
●生活環境影響調 ●建設工事 査(予測・評価) ●発注仕様書作成 ●入札(建設工事)
H26 ●建設工事
H27 ●建設工事
H28 ●稼動開始
ごみ処理の方式
新施設の可燃ごみの処理方式は、複数の方式を9つの評価項目(①最終処分の低減性、②実績、 ③経済性、④施設配置・施設面積、⑤処理事業としての継続性、⑥環境性、⑦資源化性、⑧災害 等への対応、⑨搬入対象ごみ)で比較検討し、その結果「焼却+普通セメント原料化」が本市に おいては最も有利な方式であると判断しました。これは現在飯能市が行っている処理方式と同じ 方式で、燃やした後の灰は民間のセメント会社で普通セメントの原料として活用します。 焼却方式(ストーカ式) 焼却方式(ストーカ式)の施設
廃棄物
空 気
は、全国的に最も実績が多く、長
排 ガ ス 処 理
空 気
い歴史のある処理方式のため、安 定性、安全性は高く、技術的にも 確立されています。
乾燥
飯能市では燃やした後の灰を セメント原料として再利用して
燃焼 空気
後燃焼
いるため最終処分(埋立て)の量 を大幅に減らすことができてい
空気
ます。また災害等への対応などの 空気 灰
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点でも優れています。
ごみの広域処理
■広域処理とは? ごみ処理を複数の自治体で行うことを「ごみの広域処理」といいます。本市でも県の広域化 計画で同一ブロックとされた日高市をはじめ、この計画では他のブロックですが、近隣の3 市(所沢市、狭山市、入間市)とのごみの広域処理の可能性について調査を行いました。
■調査結果 ごみ処理施設に関する状況や認識については自治体間で大きな相違があり、各市とも広域化の 意思がないことが明らかとなりました。
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■結論 今回の更新計画ではごみの広域処理は見送ることといたしました。
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新施設の整備方法
本市のごみ処理は、飯能市クリーンセンターで一括して行っており、新施設建設中の安定した ごみ処理の確保が課題の一つです。新施設は、処理委託にかかる費用や新施設建設場所の確保と いう観点を踏まえ、現施設を稼動させながら同一敷地内に建設いたします。
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建設場所
受水槽
調整池
建設予定地
破砕施設等 管理棟 焼却施設
汚 水 処 理 施 設 煙突
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車 庫
施設の規模
施設規模算出基準年度
施設名 焼却施設
平成28年度
不燃・粗大ごみ処理施設 資源物回収施設
処理するごみ 可燃ごみ、破砕可燃物、災害廃棄物
施設の規模[t/日]
約 80
不燃ごみ、粗大ごみ、(びん、缶残渣)、災害廃棄物
約9
びん、缶
約3
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建設総事業費(概算) 項
目
金
●ごみ処理施設建設費
約7,950
●その他工事費
約500
●委託料
約200
●その他
約50 合
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額 [百万円]
計
約8,700
公害防止
公害防止条件は、関係法令の規制値を踏まえ、施設整備基本方針2「自然環境の保全・公害防 止対策に万全の措置を講じた施設とする」を満たす公害防止条件を設定しました。 公害防止条件 法規制値
現行の飯能市クリー
新工場に対する法令
ンセンターの基準値
等規制値
硫黄酸化物
30ppm
50ppm
k値:17.5
ばいじん
0.02g/Nm3
0.15g/Nm3
0.15g/Nm3
塩化水素
25ppm
123ppm
123ppm
50ppm
180ppm
180ppm
0.1ng-TEQ/ Nm3
0.5ng-TEQ/ Nm3
5ng-TEQ/ Nm3
30ppm
100ppm
100ppm
窒素酸化物 排ガス
新工場の基準値
ダイオキシン類
一酸化炭素
乾きガス酸素濃度
12%換算値
(4 時間平均)
(30ppm 新ガイドライン)
水質
白煙
白煙防止
白煙防止
プラント排水
クローズドシステム
クローズドシステム
放流する場合、水質
クローズドシステム
クローズドシステム
汚濁防止法・下水道
生活排水
-
法等の環境項目、健
又は公共下水道放流
康項目 騒音
現行通り
50( 朝 夕 ) 、 55( 昼 間)、45(夜間)
規制対象外
振動
現行通り
60(昼間)、55(夜間)
規制対象外
悪臭
現行通り
別に定める (臭気指数:10)
悪臭物質:規制対象 外 臭気指数:15
飯能市 環境部 廃棄物対策課 〒357-0052
8:30~17:15(祝、土、日を除く)
飯能市下畑768-1
TEL 042-973-1166
FAX 042-973-1002
E-mail:
[email protected] -4-