Civil 3D 2007 SXF作成手順

図面のレイアウトと SXF 書き出し Civil 3D 2007 では作成されたデータを SXF へ書き出す場合、オブジェクト毎に段階を踏んで分解していく 必要があります。これは、Civil 3D で作成されたデータはそれぞれのオブジェクト間でダイナミックに連携し ているためで、例えば縦断図を分解すると、縦断計画が消失することによってコリドーに影響が及び、またコ リドーオブジェクトから切り出されている横断図にも影響が及ぶことになります。 これらのことを防ぐために Civil 3D で作成した設計データは別に保存しておき、図面作成および SXF 書き 出し用にオブジェクト毎に分解して、新規の dwg 図面に必要なデータだけをコピーする操作が必要になりま す。 ・オブジェクトを分解して[AutoCAD に書き出し]を実行する ①Civil 3D 2007 の機能を使って平面(コリドーモデル)、縦断図、横断図を作成します。

②横断図を選択して分解します。

Civil3D 2007 Tips&Tricks

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③平面図(コリドー、平面線形、横断抽出ライン)を選択して分解します。 ※横断抽出ラインを選択するときは、画面上で抽出ラインを一つ選択して[類似のものを選択]機能ですべての抽 出ラインを選択します。

④縦断図を選択して分解します。 ※縦断図は窓選択で全体を囲って選択します。

Civil3D 2007 Tips&Tricks

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⑤各オブジェクトが分解された図面を AutoCAD へ書き出します。 ・[ファイル]→[書き出し]→[AutoCAD に書き出し]→[2007 形式]

・フォルダを指定して書き出します。(現在のファイル名に“ACAD-”が追加されます)

Civil3D 2007 Tips&Tricks

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・新規図面を作成しレイアウトを行う ①新規に作成した DWG に[AutoCAD に書き出し]で作成したファイルを挿入する。 ・[ファイル]→[新規作成]→任意の dwt(日本仕様 JP_MLIT_**.dwt 等)で新規図面を作成

・[挿入]→[ブロック]

前項の[AutoCAD に書き出し]で 作成した DWG を選択します。

・[分解]にチェックを入れ、尺度には“1000”を入力します

SXF へ書き出す場合は mm 単位で図面を作成する 必要がありますが、Civil3D で作成された図面は m 単位で作成されているため、ブロック挿入時に尺 度を 1000 倍にして mm 単位にします。

・図面が挿入されました。

Civil3D 2007 Tips&Tricks

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②図面をレイアウトします ・レイアウトタブで右クリックして[ページ設定管理]ダイアログ ボックスを表示させます ・[修正]ボタンを押して使用するプロッタと用紙サイズを選択します

・ビューポートを作成してオブジェクトを配置します

Civil3D 2007 Tips&Tricks

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・SXF(P21)への書き出し ①SXF 書き出し設定 ・[SXF 変換]→[書き出し設定]

②SXF(P21)書き出し ・[SXF 変換]→[書き出し設定]→保存場所とファイル名を指定して P21 を書き出し

③SXF ファイルの確認 ・書き出された P21 ファイルを SXF ブラウザで確認します

Civil3D 2007 Tips&Tricks

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